ブログ/tutorials·2026年10月8日·2分·執筆:eroqチーム
下書きは速く、仕上げは高精細に:AI画像ワークフローと費用
Nano Banana 2.1、Grok Imagine 2.0、Flash Imageで探り、Nano Banana Pro、Sunburst、Seedreamで仕上げる。各段階で決めること、かかる費用を解説します。
AI画像でお金を無駄にする典型は、高いモデルを使うことではありません。何を作りたいのかを探るために高いモデルを使うことです。1回のセッションで生成するテイクの大半は判断のためのもの(被写体は左か右か、光は暖かいか冷たいか、そもそもこのアイデアで合っているのか)で、納品物になるのは最後の1枚だけ。この2つを分ければ、仕上げの料金を払うのは10テイクではなく1テイクで済みます。eroqの現在のラインナップでは、この分担が大きく効く組み合わせもあれば、ほとんど効かない組み合わせもあります。そこでこのチュートリアルでは、手順の前にまず数字を確かめます。
2つの作業台
下書き用、速くて1テイクが安い:
- Flash Image、10クレジット / 枚、1テイク数秒、幅広いスタイル。
- Nano Banana 2.1、31クレジット / 枚、通常は約8秒、ふつうの文章をよく理解します。
- Grok Imagine 2.0、32クレジット / 枚、通常は約15秒、個性が強く、ルックの切り替えが速いモデルです。
仕上げ用、ディテールを作り込む場所:
- Nano Banana Pro、124クレジット / 枚、通常は約25秒、ラインで最も高い忠実度と最も正確なテキスト。
- GPT Image 2.5 Sunburst、31クレジット / 枚、通常は約15秒、正確な構図と、最もシャープな画像内テキスト。
- Seedream 5.0 Pro、36クレジット / 枚、通常は約20秒、緻密なディテールとテクスチャ。
差が大きいのはNano Banana Proの手前です。1テイクのコストはNano Banana 2.1の4倍、Flash Imageの12.4倍。SunburstやSeedreamの手前では、Nano Banana 2.1で下書きしても1テイクあたりそれぞれ0クレジットと5クレジットしか浮きません。その場合は、Flash Imageで下書きするか、下書きの段階を省きましょう。
下書きで決めること
下書きは、エンジンを替えても残る判断のためのものです。
- 構図。 被写体の位置、空の広さ、カメラの近さ。
- フォーマット。 比率は下書きの段階で決めて、そのまま使います。16:9のアイデアと9:16のアイデアは別の絵です。
- 光とパレット。 光の向きと色温度、主役になる2、3色。
- 言葉のための余白。 仕上げにタイトルが必要なら、その帯は今のうちに空けておきます。下書きでスペルを判断してはいけません。
- スタイルの系統。 写真、絵画、フラットなイラスト。
下書きに決められないのは、まさに仕上げ用のエンジンに払う対価、つまり素材のディテール、文字、肌や石やガラスのテクスチャです。だから下書きのプロンプトも、被写体、場所、光、レンズ、ムードまで含めて、完成版のつもりで書きましょう。手を抜いた下書きプロンプトからは、完成した画像について何も学べません。
引き継ぐのは絵ではなくプロンプト
新しいサードパーティ製モデルは参照画像を受け付けないので、仕上げ用のエンジンがあなたの下書きを見ることはありません。同じ言葉を読んで、フレームを最初から組み直します。そのつもりで準備しましょう。
- 気に入った1枚をリミックスする。 履歴かライブラリから開いてリミックスを押すと、スタジオがプロンプト、モデル、フォーマットを読み込み直します。
- モデルだけを替える。 言葉もフォーマットもそのままで、仕上げ用エンジンにします。
- 下書きで決めたことを書き出す。 仕上げで配置が動いたら、決めた内容を言葉で足します。「被写体は左の三分の一、低い水平線、光は右から」。
- 同じファミリーのほうが引き継ぎやすい。 Nano Banana 2.1からNano Banana Proなら、同じファミリーの文の読み方が保たれます。GrokからSunburstはファミリーをまたぐ移行です。下書きは方向性として扱い、1フレーズは書き直す前提で臨みましょう。
下書きのピクセルそのものを残したいときは、画像を直接読める参照型エンジンしか役に立ちません。Eroq Oneは下書きをPicture 1として受け取り、フレームを保ったまま指示で編集できます。
3つの組み合わせと費用
| 組み合わせ | 下書き4枚 | 仕上げ1枚 | 1アイデアあたり | 代わりに仕上げ4テイク |
|---|---|---|---|---|
| Nano Banana 2.1 → Nano Banana Pro | 124 | 124 | 248 | 496 |
| Flash Image → Seedream 5.0 Pro | 40 | 36 | 76 | 144 |
| Grok Imagine 2.0 → Sunburst | 128 | 31 | 159 | 124 |
数字はすべてクレジットです。Googleの組み合わせは1アイデアあたり248クレジット、FlashからSeedreamの組み合わせは68クレジットの節約になります。Grokの組み合わせは、Sunburstで4テイク作るより高くつきます。これは間違いではありません。Grokが活きるのは、まだ画像の方向が決まっていないときです。ルックをすばやく行き来できるからで、Grok Imagine 2.0 vs Nano Banana 2.1の比較はまさに、1つの方向を試すコストを扱っています。
2つの実例
1週間分のSNS投稿、アイデア10本。 Flash Imageで下書き40枚、そこからアイデアごとにSeedreamで仕上げ1枚:760クレジット、エントリーパックでは約$7.60です。40テイクすべてをSeedreamでレンダリングすると1,440クレジットになります。
キャンペーンのメインビジュアル1枚。 クライアントが光について議論している間にNano Banana 2.1で4枚ずつ3ラウンドの下書きを作り、最後にNano Banana Proで仕上げ2枚:620クレジット。迷いの12テイクをProで回していたら1,488クレジットかかります。
失敗したテイクはどちらの台でも自動で返金されるので、本当の無駄は、何の問いにも答えなかった下書きだけです。バッチごとに変えるのは1つのフレーズだけにすれば、何が動いたのかがいつも分かります。
下書きを省くとき
- 仕上げ用のコストが下書き用とほぼ同じ。 典型はSunburstです。Sunburst自体で下書きしましょう。
- フレームのほとんどが文字。 スペルは仕上げで決まるので、最初からテキストに強いモデルでレンダリングします。Nano Banana Pro vs Nano Banana 2.1に、Proのテキスト精度が効く場面があります。
- 顔や商品を写真に合わせる必要がある。 速いサードパーティ製モデルでは保てません。Eroq Oneから始めるか、参照4枚で足りるならKrea2を使います。
- 構図がもう決まっている。 それなら下書きは、お金を払って通すだけの形式になります。
よくある質問
どんな場面でも最高のモデルを使えばいいのでは?
テイクの大半は納品物ではなく判断のためのものだからです。Googleの組み合わせでは、Nano Banana 2.1の下書き4枚とProの仕上げ1枚で248クレジット、Proで4テイク作ると496クレジットです。
下書きをそのまま最終画像にできますか?
サードパーティ製モデルではできません。仕上げは、より良いエンジンで同じプロンプトを新しくレンダリングするもので、下書きの拡大ではありません。下書きのフレームをそのまま残したいなら、参照として読み込むEroq Oneで編集してください。
下書きにはどの高速モデルを使えばいい?
いちばん安く作るならFlash Image、仕上げがNano Banana ProのときはNano Banana 2.1、多くの違うルックをすばやく試したいときはGrok Imagine 2.0です。モデルごとの価格は2026年のAI画像生成の費用にまとめています。
Sunburstで仕上げる前に下書きするとお得ですか?
Nano Banana 2.1では1テイクあたり0クレジットしか浮かないので、お得とは言えません。Flash Imageの下書きなら1テイクあたり21クレジット浮くので、幅広く探るときは見合います。
下書きを4枚作って1枚を選び、画像スタジオを開きましょう。

