ブログ/tutorials·2026年9月25日·2分·執筆:eroqチーム
動画クリップからフィルムへ:続きを作る、プロンプトの引き継ぎ、6つのレシピ
白紙から始めずにCinemaに入る3つの方法。動画のテイクを「続きを作る」でつないでシークエンスをCinemaで開く、プロンプトを新しいフィルムへ引き継ぐ、香水のCMなど6つのレシピから始める。
いちばん始めにくいのは、白紙のフィルムです。そこでCinemaには、白紙ではない入口が3つあります。すでに気に入っている動画クリップ、すでに書いたプロンプト、そして脚本とルックがまるごと書かれた6つのレシピです。このガイドでは3つの入口と、それぞれが何を引き継ぐのかを紹介します。
入口その1:続きを作り、シークエンスを編集する
動画ツールでクリップをレンダリングします。作成で、プロンプトもテイクも1つずつ。それが何かの始まりのショットになりそうなら、結果にボタンがあります。続きを作るです。次のレンダリングは、そのクリップの最後のフレームから始まります(前を作るはその逆で、最初のフレームで終わる新しいショットを作ります)。
こうしてつないだショットは、シークエンスのストリップに並び、順番どおりに再生できます。シークエンスを編集を押すと、ショットが新しいフィルムとしてCinemaの編集タブに開きます。クリップ1本につき1ショットで、すべてレンダリング済みです。プロンプトはショットのト書きになり、長さとキャストも一緒に引き継がれます。再レンダリングは一切なく、料金もかかりません。
便利なのは、つなぎ目がすでにできていることです。次のショットをショットを続けるでリンクすれば、レンダリングした瞬間に直前のショットの最後のフレームから始まり、最初に気に入ったクリップから途切れずにフィルムが続いていきます。最新のショットのエンジンがフィルムのエンジンになります。次のショットをストーリーで書き、ルックを設定して、レンダリングしましょう。
これが、出だしの良いフィルムへの最短ルートです。ちょうどいい1本が出るまでテイクをレンダリングし、それから続きを作る。動画のテイクは試行錯誤の負担が小さく、Seedance 2.0 Miniなら5秒で75クレジットです。そして、残すと決めた1本だけがフィルムの背骨になります。
入口その2:プロンプト
スタジオのホームにあるAskは、入力したテキストを新しいフィルムに渡します。「Cinemaで準備して」と言えば、Cinemaを開く →ボタンで、ショット1があなたの説明文になったフィルムが開きます。こちらはまだレンダリングされていない状態です。指定したエンジンがフィルムのエンジンになり、長さやカメラワーク、キャストを指定していれば、それも一緒に引き継がれます。
アイデアは書けていて、何かをレンダリングする前に残りを書いてしまいたいときに使います。フィルムはストーリータブで、ショットが1つある状態で開きます。ほかのショットを追加し、ルックを設定してから、書いた場所で各ショットをレンダリングします。
古い/studio/video?mode=filmのリンクも同じ動きをします。下書きをショット1にした状態でCinemaが開きます。
入口その3:レシピ
6つのうちひとつをAskに伝えれば(「Cinemaで香水のCMレシピを準備して」)、Cinemaを開く →ボタンで、Cinemaにフィルム一式として開きます。Cinemaの想定どおりの書き方がされていて、ブリーフやログライン、編集用のメモ、そして柱・ト書き・セリフの入った3つのショット、さらにルックも一式そろっています。フィルムには物語の名前が付きます。
- 香水のCM → Amber。CM、幻想的、35mmフィルム、f/1.4、ソフトクロスライト、ウォームフィルム。黒い大理石の上に立つボトルのマクロ(プッシュイン)、鏡台の前の女性(クローズアップ)、ロゴを置く余白を残した、シルクのリボンに囲まれたボトル(オービット)。各シーンに、ナレーターのボイスオーバーが1行ずつ入ります。
- MVのオープニング → Neon Run。ミュージックビデオ、1980年代、ダイナミック、ヴィンテージ・アナモルフィック、ネオンの光、ネオン・ノワール。ネオンの路地を進むシンガー(トラッキング)、クロームのマイクの前(クローズアップ)、カメラがクレーンで上昇していく屋上。ルックブックのリスト、トリートメントからの一節、語りのイントロ付きです。
- ホラーのティザー → The Visitor。ホラー、緊迫、VHSビデオカメラ、プラクティカル照明、銀残し。そして6つの中で唯一、途切れないワンテイクとして撮られるレシピです。ショット2と3は「ショットを続ける」でリンクされているので、それぞれ前のショットが止まったところから始まります。廊下、テレビの砂嵐に照らされたリビング、窓に浮かぶ人影(ドリーズーム)、そして暗闇に響く3つの声。
- ストリートウェアの新作発表 → Drop 07。リール、TikTok、ショート向けの縦型9:16。CM、ダイナミック、クリア&シャープ、逆光、キャンディポップ。番号付きリストのビートシートに続いて、スニーカー(オービット)、歩き(トラッキング)、水しぶき(クローズアップ)。アナウンサーのつかみの一言付きです。
- ロマンスショート → Same Book。ロマンス、穏やか、ソフトポートレート、f/1.4、窓明かり、ウォームフィルム。書店でのすてきな出会いとカフェでの会話(8秒のシーンで2行ずつのやり取り)、そして1本の傘の下を歩くふたり。
- 旅の日記 → Postcards。ドキュメンタリー、穏やか、ドローン、f/11 パンフォーカス、逆光、パステルの夜明け。海岸線、夜市、夕暮れの断崖を、ナレーターがひとつにつなぎます。
話者の名前は自由です。Narrator、Nora、Theoといった具合です。その1人をキャラクターにして@メンションすれば、シーンが変わっても顔が保たれます。そのキャラクターにボイスを設定すれば(ライブラリから選ぶことも、自分の録音から取り込むこともできます)、その声でセリフを話します。商品を自分のものに差し替え、エンジンを選んで、レンダリングしましょう。
レシピはたたき台であって、守らなければならないテンプレートではありません。シーンを書き直す、1つ削る、4つ目を足す、ルックを変える。どれも自由です。レシピがあるのは、香水のCMの最初のレンダリングが、ちゃんと香水のCMらしく見えるようにするためです。
各入口から引き継がれるもの
| シークエンスを編集 | プロンプトの引き継ぎ | レシピ | |
|---|---|---|---|
| シーン1 | レンダリング済みのショット + プロンプト | プロンプト(未レンダリング) | 執筆済み、未レンダリング |
| エンジン | 最新のショットのもの | 指定したもの、またはデフォルト | デフォルトのエンジン |
| ルック | 空欄(自分で設定) | 空欄(自分で設定) | 演出ラック一式、フォーマット、ショット間のリンク |
| キャスト / ショット / 秒数 | 引き継がれる | 設定されていれば引き継がれる | ショット、秒数、セリフが書き込み済み |
| 直前のショットからのつながり | 次のショットをリンクしたとき | ショット2をリンクしたとき(ショット1のレンダリング後) | ホラーのティザーのみ(ほかはシーンごとに別の場所) |
| 開くときのコスト | 0 | 0 | 0 |
作業の実例
ローンチ用に、15秒の商品フィルムを作りたいとします。
- 動画ツールで作成。「夜の濡れたコンクリートの上に置かれたマットブラックのスニーカー、ネオンの反射、ゆっくりとしたオービットショット。」Kling 3.0で5秒のテイクを3本、810クレジット。2本目がちょうどいい出来です。
- そのテイクで続きを作るを押します。「スニーカーが地下鉄の電車からホームに降りる。足元を追うローアングルのトラッキングショット、靴ひもにネオンの火花。」テイク1本、270クレジット。オービットの最後のフレームから始まります。
- シークエンスを編集。Cinemaが開き、ショット1はオービット、ショット2はホームで、エンジンはKling 3.0です。
- ルック。フィルムタブで演出ラックを設定します。CM、ダイナミック、35mmフィルム、クリア&シャープ、f/1.4 開放、プラクティカル照明、ネオン・ノワール。
- ストーリー。ショット3は「ワイドショット。履いている人物がカメラに向かって歩いてくる。固定ショット、背後のホームからは人が消えていく。」これを「ショットを続ける」でリンクしてレンダリングします。テイク1本、270クレジット。ショット2の最後のフレームから始まります。タイトルブロックは、あとで編集のときに追加します。
- 編集。ショット2と3のあいだにクロスフェード、発売日を入れたローワーサードのタイトル、ビンから音楽、1秒のフェードアウト。1080pで書き出し、保存して、公開します。
レンダリングの合計は1,350クレジットで、そのうち540クレジットは残さなかった動画のテイクです。プロンプトではなくテイクから始めたので、フィルムは最初のフレームから途切れずにつながっています。
よくある質問
シークエンスをCinemaで開くのに料金はかかりますか?
かかりません。ショットはすでにライブラリにあり、フィルムはそれを参照するだけです。料金が発生するのは、次のショットをレンダリングしたときです。
フィルムとは別のエンジンでレンダリングしたテイクから続けられますか?
はい。テイクはあくまで映像素材です。その後のシーンは、フィルムのエンジン(ルックで設定したもの)でレンダリングされます。つなぎ目をいちばん自然にしたいなら同じエンジンのままに、ハードカットにするならどのエンジンでも構いません。
レシピを自分用のレシピにできますか?
ユーザー独自のレシピ機能はまだありません。レシピを開いてシーンとルックを書き直せば、棚にあるそのプロジェクトは下書きとして自分のものになります。下書きに料金はかかりません。
フィルムモードの下書きはどこへ行きましたか?
Cinemaの棚に、プロジェクトとして並んでいます。シーンもテイクもそのままです。
動画ツールでテイクをレンダリングして、結果に表示される続きを作るを探してみてください。

