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ブログ/tutorials·2026年8月29日·2分·執筆:eroqチーム

生成に耐えるAI動画の脚本の書き方

5〜10秒のクリップに収まるビートでAI動画の脚本を書く方法。1ショット1動作、セリフはボイスオーバーに、エンジンが実際に撮れるプロンプトに。


映画の脚本は、1つのアイデアを3分間保てる撮影クルーを前提にしています。俳優が部屋を横切り、気が変わって電話を取る。そのすべてを、カメラはワンテイクで追いかけます。ところが動画エンジンが1つのアイデアを保てるのは5秒ほどで、そこで止まってしまいます。前者のために書かれた脚本は、後者では崩れます。文章が下手だからではありません。1行ごとに3つのショットが含まれていて、生成エンジンはどれを意図したのかを推測するしかないからです。ここでは、書いたとおりの姿で出てくる脚本の書き方を紹介します。

クリップの長さのビートで書く

AI映画の単位はシーンではなく、クリップです。そしてクリップの長さは、1文字も打たないうちにエンジンによって決まっています。

  • Motion One:5〜15秒。すべてのアカウントで利用可能
  • Seedance 2.0 Mini、Seedance 2.0 Fast、Seedance 2.0:4〜15秒
  • Hailuo 3:5〜15秒
  • Kling 3.0:3〜15秒
  • Veo 3.1 Fast:4秒、6秒、8秒
  • Seedance 2.5:4〜30秒

さらにプランによっても上限が決まります。無料プランは10秒、Hobbyは15秒、Creatorは20秒、Studio以上は30秒です。つまり実用的なビートは5〜10秒で、確かめ方は拍子抜けするほど簡単です。そのビートで起きることを声に出して言ってみてください。言い終えるのに10秒以上かかるなら、それは2つのビートです。

ビートとは、1つの被写体、1つの動作、1つのカメラ位置のことです。仕様はこれだけです。

1ショットに1動作

読むと良いのに、レンダリングするとうまくいかない1行がこちらです。

NADIAはドアを押し開けて入り、部屋を見渡し、グレーのコートの男の向かいに座る。

英語の原文ではわずか18語の中に、3つの動作と2人の被写体。これを一度に全部やるよう頼まれたエンジンは、3つの平均のようなものを出力します。なんとなくドアの近くにいて、なんとなく座っている女性と、どこからともなく現れる男。分割すれば、どの部分も撮影可能になります。

  1. Nadiaがガラスのドアを押し開けて暗いロビーに入り、立ち止まる。(トラッキング、5秒)
  2. 彼女の目が部屋を見渡し、様子をうかがう。(クローズアップ、3〜5秒)
  3. 彼女はグレーのコートの男の向かいに座る。(ワイド、5秒)

3つのクリップで15秒、それぞれに読み取れるアイデアが1つずつ。文がやろうとしていたことを、カットが担います。これが、絵コンテが脚本にふさわしい形である理由でもあります。書いているのは段落ではなく、たまたま文章が添えられたショットの番号付きリストなのです。

セリフの行き先

eroqには、録音したセリフに口の動きを合わせる機能はありません。リップシンクがないということは、人物がセリフを話すクローズアップで組み立てた脚本は、存在しない機能に賭けている脚本だということです。うまくいく方法は3つあります。

  • ボイスオーバー。言葉をナレーションとして書き、ボイススタジオで録音し、エディターかお使いの編集ソフトでMP3を映像に重ねます。多くのAIショートがナレーション仕立てなのはこのためで、ナレーションは妥協策ではなく、れっきとした表現形式です。
  • エンジンのサウンド。Veo 3.1 Fast、Seedance 2.0ファミリー、Kling 3.0のように音声に対応するエンジンは、クリップと一緒にサウンドトラック(環境音、効果音、セリフ)をレンダリングします。録音したセリフのように演出することはできませんが、部屋らしく聞こえるべき部屋には、ちゃんとその音が付きます。
  • あとから加えるテキスト。動画エンジンは、頼りにできるレベルではタイトル、字幕、ロゴを描画しません。それらはあとから、エディターのタイトルとして、またはPremiereやAfter Effectsで入れるものなので、脚本を書いている段階から、そのためのフレームの空きスペースを計画しておきましょう。

それでも、セリフは脚本に書いておきましょう。キャラクターが何を言おうとしているのかがわかっていなければ、それを踏まえた表情を撮ることはできません。

テキストスタジオで文章を下書きし、動画スタジオで撮る

テキストスタジオは、この建物でいちばん安い部屋です。RP+は1回の応答につき3クレジット、RP miniは1クレジット。レンダリングのコストがかかる前に、シーンを練り上げるべき場所です。没入感のある文章には「シーン」、短いチャット風のやり取りには「メッセージ」のスタイルを使いましょう。

出力の書式には、2本目の映画で初めてありがたみがわかる利点があります。*動作や心の声*は薄い色の斜体で、**強調**は太字で表示されるので、セリフと動作がひと目で区別できます。シーンをショットに変換するとき、斜体の行が映像、通常の行が音になります。リストは自然に出来上がります。

各ビートを1つの段落に変換する

レンダリングされるプロンプトとは、被写体、動き、カメラ、光、雰囲気を、この順番で書いた30〜80語の流れるような1段落です。この順番は、モデルにとっての重要度の順におおよそ一致しています。そのまま貼り付けられる完成版のビートです。

終業後、グレーのウールのコートを着た女性がオフィスのガラスのドアを押し開けて暗いロビーに入り、ぴたりと立ち止まって、背後でドアが閉まるにまかせる。肩の高さで背後から追うトラッキングショット、光源は彼女の左手で光る自動販売機の列だけ、その向こうのガラスの壁を雨が流れ落ちる、不安で静かな雰囲気。

英語の原文で70語、動作は1つ、カメラも1つ、光源も1つ。入力欄は24種類のカメラワークを認識します。プロンプトに直接書くか、「構文」メニューから挿入できます。固定、スローパン、プッシュイン、トラッキング、回り込み、手持ち、クローズアップ、ワイド、プルバック、ドリーズーム、クレーンアップ、クレーンダウン、ウィップパン、FPVドローン、空撮プルバック、POV、スノリカム、バレットタイム、スライダー、ロール、ダッチアングル、真俯瞰、クラッシュズーム、ステディカムです。見つけたものはすべてハイライトされ、ふだんの言い回し(「ワイドショット」「ドリーショット」「トラッキングショット」など)も含まれます。

ビートがまだ数語とイメージだけなら、「強化」を押しましょう。プロンプト強化ツールはラフなメモを監督レベルの段落に書き直し、費用もかからないので、最初の下書きをそのままエンジンに渡す理由はありません。

6ビートの実例

30秒のオープニングを6つのビートで書き、Seedance 2.0 Fastで各5秒(1本195クレジット)で撮影した例です。

  1. エスタブリッシング:通りの向かいから見たオフィスタワー、雨。(ワイド、固定)
  2. ガラスのドアを抜けて立ち止まるNadia。(トラッキング)
  3. 部屋の様子をうかがう彼女の目。(クローズアップ)
  4. 顔を上げないグレーのコートの男。(ワイド)
  5. 彼女が座る。(スローパン)
  6. テーブルの上をフォルダーが滑ってくる。(クローズアップ、プッシュイン)

レンダリング6本、各1テイクで1,170クレジット。そのうち2つのショットにはがっかりするはずです(いつもそうです)。その2本を撮り直すと、さらに390クレジットかかります。傑作ではなく最初のパスの分だけ予算を組めば、1シーンに4テイクかけて同じ気づきを得る場合の、およそ3分の1の費用で済みます。

ビートを書く。声に出して時間を計る。1つずつ撮る。

よくある質問

1つのビートはどのくらいの長さにすべきですか?

画面上で5〜10秒、つまり1つの被写体が1つのことをする長さです。エンジンは数秒〜30秒に対応し、プランによって上限が10秒、15秒、20秒、30秒のいずれかに決まります。

セリフを書いてもいいのですか?

書いて、ボイスオーバーとして使いましょう。リップシンクはありません。Veo 3.1 Fastのように音声に対応するエンジンは、話し声を含む独自の音声をレンダリングしますが、録音したトラックのように演技をコントロールすることはできません。

プロンプトは自分で書かなければいけませんか?

いいえ。「強化」はラフな1行を、監督レベルの本格的なプロンプトに無料で書き直します。「おまかせ」は、ルックは決まっているもののシーンがまだないときに、プロンプトを考え出してくれます。

ビートを1ページ分書けたら、動画スタジオを開いて、最初のビートを撮りましょう。

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ボイス

eroqで作る

ボイスで声をつける

ここまでの内容はすべてスタジオで再現できます。同じエンジン、同じ設定、レンダリングはあなたのクリックで始まります。

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